おんだクリニック通信　VOL.200(平成29年6月号)　

自転車通勤により全死亡、がん、ＣＶＤのリスクが有意に低下

　自転車通勤は全死亡、がん、心血管疾患（ＣＶＤ）のリスク低下に有用であることが大規模研究で明らかになった。英国のグループがＢＭＪの４月２２日号に発表した。
　同グループは、通勤手段と全死亡、がん、ＣＶＤとの関係を、アクティブ通勤（徒歩または自転車、両者のうち１つを含むミックス型）および非アクティブ通勤（自動車または公共交通機関を利用）との間で検討した。
　対象は、英国内２２地点で登録したバイオバンク参加者26万3,450例（平均年齢52.6歳、女性５２％）。中央値5年の追跡期間中に2,430例が死亡した（うち、がん死1,126例、CVD死496例）。がんの発症は3,748例、CVDの発症は1,110例であった。
　解析の結果、非アクティブ通勤群と比べ自転車通勤群は全死亡［ハザード比（HR）0.59］、がん発症（同0.55）、がん死（同0.60）のリスクが有意に低かった。自転車を含むミックス型通勤群でも全死亡、がん発症、がん死リスクの有意な低下が認められた。
　CVD発症のＨＲは自転車通勤群が0.54、徒歩通勤群が0.73、CVD死のHRはそれぞれ0.48，0.64と、いずれも有意に低かった。
　しかし、徒歩通勤と全死亡およびがん発症・がん死との間に有意な関連は認められなかった。また、徒歩を含むミックス型通勤はいずれの転帰とも関連はなかった。

乳幼児健診援助のための幸区役所保健福祉センターへの出張は、６月２１日（水曜日）、２８（水曜日）です。午後１時～３時過ぎまで院長が不在です。
毎週金曜日の昼休みは出張するため院長が不在です（午前の診療受付はお早めにお願いします）。ご了承の程宜しくお願い致します。
平成２９年７月の乳幼児健診援助等のための幸区役所保健福祉センターへの出張は、
７月１９日（水曜日）、２６日（水曜日）の予定です。
平成２９年８月１０日（木曜日）～８月１７日（木曜日）休診します。